【必読】LIFULLの経営理念と、その実現のために大切にしていること
こんにちは、LIFULL公式note編集部です。
この記事は、LIFULLに興味を持ってくれた人にまず最初に読んで欲しい内容です。そもそもLIFULLという会社がどう始まり、何を目指しているのか。そのビジョンを実現する上で大切にしていることなどについて説明しています。
創業のエピソード
1991年、創業社長である井上が、新卒入社したマンションデベロッパーで営業をしていた時、モデルルームにある若いご夫婦が来場されました。井上が紹介した物件を大変気に入ってくれたのですが、購入の直前で住宅ローンの審査が通らず断念することになりました。目の前で落胆するご夫婦の姿を見て「何とか、このご夫婦の力になりたい」と思い立ち、自社だけでなく他社の物件情報をもかき集めてご紹介したところ、最終的に他社の物件を気に入り、審査も無事に通って購入が決まりました。当時の上司からはめちゃくちゃ怒られましたが、ご夫婦の嬉しそうな顔を見てとても幸せな気持ちになりました。その時の「井上さん、本当にありがとう」という心からの感謝の言葉をうけて、これから先ずっと「誰かの心からの笑顔」をつくるために仕事をしよう、その時にそう決意しました。
またこの時、不動産業界全体の大きな課題にも気がつきました。プロとして業界に身を置いている自分でさえも、紙媒体が中心の不動産情報の中から条件や希望に合う情報を集めるのにとても苦労した。「人生で初めて、かつ一生で最も高価な買い物」をする人にとっては、もっともっと不安や苦労があるはずだ、と。
この体験が原点となり、「誰もがたくさんの選択肢の中から自分にぴったりの住まいと出会える仕組みを創る」というビジョンが生まれ、その後、現金5万円とPC1台しかない状態で起業をしました。当時の日本において普及率がまだ1%しかなかった最先端テクノロジーのインターネットを使って、日本で初めての不動産ポータルサイト「LIFULL HOME’S」を立ち上げ、現在に至ります。
このように、若いご夫婦の笑顔をきっかけに不動産業界における情報の非対称性を解消を目指してLIFULLは1997年に創業されました。
社是
社是はLIFULLの社会的存在理由であり、究極の行動原則です。私たちは創業以来、すべての事業活動の根幹に「利他主義」を置いてきました。自分を中心とした全方位の人たちに対して何らかのアクションを起こすことで、相手を笑顔に、HAPPYにしようという価値観です。LIFULLはそんな価値観を持った社員が集まっている会社です。
創業からしばらくの間は、利他主義とビジネスの両立を掲げているという話をすると、「そんな偽善者のようなことを言っていたら、ビジネスでは勝てない」と笑われたことも多かったそうです。それが最近は「いい考え方ですよね、ほんとに大事ですよね」と共感してくれる人が増えてきたことを実感しています。
そもそも商売というのは、何らかの社会課題を解決することで『助かったよ』とか『便利になった』と喜ばれて、その対価をもらうのが基本です。近江商人の『三方よし』も、渋沢栄一が『論語と算盤(そろばん)』で言っているのもそういうことだと理解しています。利益ばかりを追求するようになったのは実はここ数十年のことであって、本来は「利他」の方が当たり前。そのことに多くの人が気づき、あたり前のこととして捉える人が増えてきたと感じています。
経営理念
既成概念を突破し、世界中の人々が幸福になるような社会の仕組みを、イノベーティブに創造していくことを指向しています。
経営理念とは、経営の目的、方法、及び、社員の行動原則です。社是『利他主義』をベースに、「事業として実現すべき世界観」を描き、定めたものです。社是や経営理念とは会社の存在意義であり、会社が存在する限り変更することはありません。
LIFULLではこの経営理念を、社会にわかりやすく伝えるため、コーポレートメッセージ「あらゆるLIFEを、FULLに。」として伝えています。
ガイドライン
「ガイドライン」は、経営理念の実現に向けて、私たちが日々の業務の中で順守する行動規範です。このガイドラインは半年ごとに行われる評価の場においても、上司からの評価や一緒に働く仲間からの360°フィードバックにおいても利用されています。
ガイドラインを体現する社員を表彰する「ガイドライン大賞」を毎年行うことで、そのガイドラインを体現する具体的な行動をロールモデルを通して知ることができます。
LIFULL Quality Standards
「LIFULL Quality Standards」は、事業やサービスの品質などあらゆる提供価値に対して、私たちが約束する品質基準です。LIFULLの社員がステークホルダーに対して提供する価値について、この基準をもとにチェックしています。
様々な職種のメンバーが横断的にプロジェクトを行う時や、「何のためにこのプロジェクトは行っているのか」「どのようにビジョンにつながっているのか」の議論の際も、このように品質基準を定めていると、立ち返るきっかけにもなっています。
まとめ
ここまでご紹介した、LIFULLがビジョン実現を目指す上で大事にしている考え方や行動指針を図にしたものがこちらです。
これらの社是「利他主義」「経営理念」「ガイドラインに」を言語化していく過程は、以下の記事で紹介されています。
いかがでしたでしょうか?
上記を読んで、自分のやりたいこと、大事にしている価値観が近しいと感じた方、ぜひお話ししましょう!
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