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社員一人ひとりの社会貢献活動を支援する、One P's(ワンピース)とは?

One P's(ワンピース)委員会の新垣です。
LIFULLはソーシャルエンタープライズとして、社会や地球環境を含む全てのステークホルダーに配慮した経営を実践し続けています。

今回はこの経営方針にも通じる、少しユニークな「One P's(ワンピース)」について紹介させていただきます。

「One P's(ワンピース)」制度とは

もしやあのマンガかな?と思った皆様、申し訳ありません😀
名前の由来はのちほど・・。

正式名称は「社会貢献活動支援制度」。
社員が社会貢献活動をする際、特別有給休暇と活動費を付与する制度のことです。

活動の原資は「社員の労働時間の1%」+「前年度税引後利益の1%」で、社員は自分の興味関心に基づいて選んだボランティア活動に年2日の有給休暇を活用して参加することができ、その際の必要経費を会社から支給するという仕組みです。

制度の概要

制度上、個人の活動領域や活動費支給に制限がある場合が多いかと思いますが、LIFULLではいずれもゆるやかに設ける程度にし、極力個人の意向を尊重する設計にしています。直近でも福島県沖で地震が発生しましたが、このような災害時には現地ボランティアのために制度を利用する社員がいます。

また、数年前に実施した社内アンケートで「ボランティアに興味はあるけどハードルが高い」という回答が圧倒的に多いという結果を受け、ハードルを下げた「ゆるいOne P's=ゆるピース」も作りました。

これは具体的なアウトプットは求めないもので、社会課題に関する勉強会等の参加だけで精算OKにしています。ゆるピースは休暇はつかないものの気軽に利用できるということで、毎月必ず利用者がいる状況です。アウトプットのためにまずはインプット、外の世界に目を向けるきっかけとして多くの社員に使ってもらいたいと思っています。

そしてOne P's(ワンピース)という名前の由来はこちら▼

名前の由来

ざっくりいうと、「1人ひとりのアクションは小さくても、それらがパズルのピースのように集まれば、それは大きな力となって社会をより良く変えていく力になるはず。世の中をpeacefulに。」

「社会課題」や「社会貢献」と聞くとどことなく遠い存在のように感じてしまうことがあると思います。
堅苦しいからこそ柔らかいイメージを持たせよう!ということで、後述する有志委員会でこの造語を作りました。
社内ではワンピース、ワンピの愛称で呼ばれています。

「One P's(ワンピース)委員会」の面白さ

制度を作ったタイミングで有志委員会も立ち上げました。社是のもとに集まった同志なので、社員1人ひとりが世の中の社会課題に目を向けてなにかしら行動している企業にしたい。そのためには行動に繋がるようなきっかけを作ることが重要という背景から、委員会では大小さまざまな社員参加型の企画を実施してきました。

委員会は、委員長が取締役でその他十数名が有志社員という小さな部隊。社歴も部署も職種も性別も皆バラバラなので、社内でプロボノ活動をしている感覚に近いです。

わんぴメンバー集合写真

もともとNPO活動に積極的なメンバー、MDGsやSDGsを学んでいたメンバーもいますが、大半は私のように特別になにかやっていたわけではない人ばかり。知識がなくても自分が動くことで何か新しいものを作っていきたいという気持ちがあれば、誰でもいつからでも新しいことを始められるんだなぁと個人的にとても実感しています。

ちなみにこのような有志委員会が裁量を持ち動かしているのはユニークのようで、他社の方に「専門部署がないとやりづらくないですか?」とよく尋ねられます。

たしかにそのとおりです。メンバー全員がメイン業務を持っているため常にリソース不足であり、専門知識がないために遠回りしていることもあります。

ですが、この形だからこそ良いと思う点もたくさんあります。
・1人ひとりのスキル(職種ならでは得意分野)が異なるため、決定事項への対応スピードが早い
・社会課題や社会貢献への知識が抱負ではないからこそ、学び、開拓する力が強い
・委員会メンバーが各部署に点在しているため、いわゆる「組織の壁」が起きない

これらの良い点をうまく活用することで、引き続きOne P's活動を推進していけたらと思います。

活動の紹介

では、具体的なOne P's活動について一部紹介します。

1)現地に飛び込もう!フィールドワーク♪
様々な場所へ出かけ、その地域で起きている事について発見する企画。

▼熱海×空き家

熱海×空き家

▼釜石×復興

釜石×復興

▼Clean smoothie事業×農家

スムージー×農家

直近では、年末に弊社Cleansmoothie事業(※)の責任者がイベントを立ち上げ、千葉県印西市の農家さんへお邪魔し、コロナ影響で余って困っている野菜を収穫し一緒に販売するというイベントを行いました。

(※)clean smoothie/CLEAN FOOD
規格外の野菜や果物、余剰野菜を使ったサブスクリプション型冷凍スムージー宅配サービス。

2)お昼のホっとする時間に気軽に社会貢献!Lunchtime One P's♪
 様々なNPO団体を招き、ランチ交流をしながら楽しく学ぶ企画。

▼間伐材でミニクリスマスツリー制作

盆栽×ランチタイムワンピ

▼紛争地域の子供たちに絵本を届ける運動

ミャンマーに絵本を届ける活動

3)自宅/会社にある不用品を活用!リサイクル活動♪
食料、古本、古着、コンタクトレンズの空ケース等、不定期で実施。

▼フードドライブ

フードドライブ

▼古本寄付

リサイクル寄付本1

はじめの数回は委員会主催で実施したものの、ここ数回は社員が自ら立ち上げて実施しています。

4)夜はじっくり考えよう、One P's Night♪
NPO団体のセッションを聞きながら、世の中にある社会課題を参加者全員で考えるイベント。
社外参加可、LIFULL本社のイベントスペースで開催しています。

ワンピナイト

【画像小さいかもなので削除してもok】ワンピナイトの雰囲気

これらの活動を続けていくうちに、今では各支店や各部署で独自の企画が立ち上がったり、直近では、企画やデザイナーなどの職種を中心に国際医療系NPO団体へのプロボノ参加も試み始めています。

また、一昨年の秋には、「LIFULL HOME'S ACTION FOR ALL」を立ち上げました。

これは主力サービスLIFULL HOME'Sの事業領域である住まいや暮らしにおいて、住まいの選択肢が限られてしまっている、いわゆる住宅弱者と呼ばれる方を1人でもなくすための取り組みです。

-国籍や性別、貧富の差に関わらず、誰もが住まいを選べる世界の実現を目指す-
LIFULL HOME'S ACTION FOR ALL

これらすべての取り組みにLIFULL社員の想いが詰まっていますので、またどこかでお伝えできたら嬉しく思います。

さいごに

One P'sを立ち上げ推進し4年半が経ちました。メイン業務は秘書なので普段は完全に裏方で内勤です。専門知識ゼロのなかボランティア制度を導入している企業に訪問し、細部まで学ばせていただきながらLIFULL仕様に整えるまでに半年かかりましたが、その際には多くのバックオフィスのメンバーに助けていただきました。

また前述の「LIFULL HOME'S ACTION FOR ALL」も、企画、開発、デザイナーを中心としたメンバーが部署横断で集まって立ち上げたものです。

One P's活動を通して想うことは、このように様々な分野の様々な人たちが集まれば、なにかを創ることも変えていくことも、自分が思う以上に容易にできるいうことです。

「1人ひとりのアクションは小さくても、それらがパズルのピースのように集まれば、それは大きな力となって社会をより良く変えていく力になるはず。」
まさにOneP'sの名前の由来そのものだと身に染みて実感しています。

普段は意識しなくても、少し視点を変えると見えてくるのが社会課題。
これからも1人ひとりに寄り添う活動を続けることで、LIFULLらしい社会貢献の形を創っていきたいと思います。


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