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リアル開催じゃないと難しいといわれていた大規模イベントを、完全オンラインで開催した話


LIFULLのnote編集部が、いま話を聞きたい社員の話を聞きにいくインタビュー企画!今回は、LIFULL HOME’S不動産投資のサービス企画職 富田悠一さんに話を聞きました!

IMG_0728 富田さん個人

富田悠一
2017年中途入社。学生時代は小説を書くのが好きで文筆業を志していた。Web企業で編集、ディレクターとして働いた後にLIFULLへ。国内外の不動産投資の市場を育てること、業界を安心・安全なものにすることを目指して挑戦中。コロナ禍で在宅勤務になってから自宅で金魚を飼いはじめたそう。


「賃貸物件を探す」「分譲マンションや一戸建てを購入する」とならび、LIFULL HOME’Sの主力サービスの一つである「LIFULL HOME’S不動産投資」。

投資サイトキャプチャ

従来、不動産投資を検討するユーザーと不動産投資を専門におこなう不動産会社の商談は、リアルイベントで対面でおこなうことが一番効果がでやすいとされてきました。それが2020年初頭からの新型コロナウィルスによる緊急事態宣言により、予定していたリアルイベントがすべて中止に。その大変な状況をどう乗り越えたのか、その挑戦について話を伺いました!

奇しくも記事公開のタイミング(2021年4月)で、東京・大阪・兵庫・京都に3度目の緊急事態宣言が出されました。これからオンラインイベント開催を考える方の参考にもなればと思います。

2020年3月、開催に向けて準備していたイベントが全て白紙に


富田 
不動産投資業界における販売促進活動は、投資家のニーズや予算などデリケートな情報のやりとりが多く発生することから、インターネット上でのオンラインによる広告掲載や取り引きも実施してはいるのですが、リアルなセミナーやフェアで知り合って販売することがあたり前という風潮がありました。

LIFULLでも定期的にリアルイベントを開催していたのですが、いよいよ緊急事態宣言が出そうな状況の2020年3月、LIFULLは全てリアルイベント中止の判断をしました。(2020年4月に正式に緊急事態宣言発出)
3月・8月と既に企画が進んでいたイベントは全て白紙に。とくに3月のイベントは開催直前だったこともあり、仕方がないとは思いつつ残念な想いが強かったです。


その状態からどうしたんですか?


富田
LIFULLの社内全体でこの機会をチャンスと捉えて、これまで難しいと思われていたデジタルトランスフォーメーション(DX)にどんどんにチャレンジしようという話が多くされていて、リアル開催があたり前だった不動産投資セミナーをオンラインで、かつより良く開催できる方法を検討し始めました。そこから世の中の様々なサービスや事例を集め、グループ内で話し合いを続けました。2021年の1月にオンラインイベントを開催することを決めて、準備を進めました。

目的、提供価値から逆算して考える


富田
クライアントである投資専門の不動産会社がリアルイベントに出展したい理由を考えると、会場にたくさんの投資家が来てくれることは当然ながら、来場している人に対して自分たちで声を掛けることが出来る点がありました。ただブースに来てくれるのを受け身で待つのではなく、能動的にアクションが取れることに価値を感じてくれていると考えました。

なのでオンラインイベントのツールを検討する際も、オンラインイベントの参加者にチャットやメールで積極的にアクションが可能なツールを選びました。

実際に利用したツール:eventhub(https://eventhub.jp/online/)

イベント開催直前までの不安と期待


クライアントの期待に応えられそうな企画にしたことと、開催に向けた準備をしっかり進めたことで、提案への反応は上々、申し込みも順調に進み、想定よりも早く出展企業枠は完売、売上の目標もハイ達成していました。

あとは当日、来場者がたくさん来てさえくれればと考えていましたが、開催の1週間前の段階では集客目標が大幅に未達の状況でした。何とか集客しようとメディアへの広告出稿や関連サービスの利用ユーザーへのメール配信など様々な打ち手を打ってはいましたが気の抜けない状況が続いていました。結果としては開催の前日、当日に多くの予約があり、結果としては想定よりも多くの方が来場してくれました。

オンラインイベントの特長として、直前で予約が増えるのはある程度想定してはいましたが、イベント開始の直前まで本当に来場者が来てくれるのかととてもハラハラしていたのを憶えています。

【修正版】Screenshot_2021-04-16 EventHub イベントプラットフォーム(3) (1)

※出展社ブースの面談予約状況も一目でわかるようになっています。


また通常リアルイベントだと予約からの参加率が5割程度のことが多いのですが、今回のイベントでは6-7割程と高い参加率となりました。オンラインにより気軽に参加ができること、興味のあるコンテンツを狙って参加をする方も多くいたようです。

また当日のイベント運営においても1日中、生配信をしていて、その裏方を自分を含め4人の社員で対応していたので、何かトラブルがあったらと冷や冷やしていましたが、何も起こらず無事に開催できたのは今でも奇跡的だったと思います。

中山登志朗_Moment

当初は事前にコンテンツを録画をしておいて配信することも検討していましたが、ライブ感にこだわった生放送にしたことで、来場者と登壇者の双方向性が生まれ、イベントとしても非常に盛り上がったと感じています。

開催後のクライアントへのアンケートにおいても高い満足度を得られ、イベント当日の投資検討者の情報取得数・面談実施数もほぼ全社クリアすることができました。

社会や業界のために、道なき道をつくっていきたい

これからどんな事をやっていきたいか聞かせてください!

富田
今回の取り組みは、従来難しいと言われてきたイベントのオンライン化にチャレンジし、課題はありつつも開催に一定の目途をつけることが出来ました。ここを起点に、今後もオンラインイベントをよりよくしていきたいと思っています。またクライアントやユーザーと連携しながら、国内だけでなく海外の不動産投資市場そのものをユーザーにとってより安心できる市場に育てていきたいと考えています。

また個人としては、「前例がないことへのチャレンジ、道なき道をつくっていきたい」、という想いがあるので、発展する余地があるのに、何か理由があって発展していない領域をよくすることに、これからもどんどんチャレンジしていきたいと思っています。

まさにLIFULLのガイドライン「革進の核になる」を体現しているチャレンジの話、ありがとうございました!
これからもLIFULLのnote編集部では、様々な社員にスポットをあてていきますので楽しみにしていてください!


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